男の美容雑学
男の肌雑学|メンズコスメのザス(ZAS)
肌の構造
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皮膚は表皮、真皮、皮下組織の3つの層で構成されています。 表皮は、外からの刺激に対するバリア機能や水分保持機能を備えています。 表皮の下の真皮は、酸素や栄養を運んだり細菌などの外敵の侵入に対抗したり、皮脂を分泌したりする組織が存在しています。 そして、真皮の下の皮下組織は、脂肪を貯えたり体温の発散を防ぐ役割があります。この表皮の部分を一般的に「肌」と呼びますが、表皮はさらに、角質層、顆粒層、有棘層、基底層に分かれています。 基底層で生まれた細胞は分裂しながら、上部に押し上げられ表皮に至り、アカとなってはがれ落ちます。 この細胞の生まれ変わりを「ターンオーバー」と呼び、約28日(4週間)周期とされていましたが、最近になって約42日(6週間)と言われるようになりました。 角質が自然にはがれ落ちて、新しい角質を繰り返し作られることで、美しい肌を保てるということになります。 |
皮脂や汗と美肌の関係
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適度な皮脂と汗は美肌の最低条件。 キメの整った美しい肌は、正常なターンオーバーとともに適度な分泌をされる皮脂膜が必要です。皮脂膜は、真皮層の皮脂腺から分泌された皮脂と汗が乳化した天然のクリームで、肌を外敵から守りうるおいやなめらかさを保ちます。 皮脂の分泌が不足すると皮膚表面が乾燥し、分泌が過剰な場合はにきびなどの原因となります。 |
美肌対策
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シンプルで地道なケアが美肌作りへの近道。 肌には自ら美しさを維持しようとする力(ホメオパシー)があるので、肌の手入れは肌本来の機能を妨げるものであってはいけません。 過剰な手入れは、本来の肌機能を活性化するためにはおすすめできません。シンプルで毎日の地道なスキンケアが大切です。 洗顔で汚れをすっきり洗い落とし、肌に負担をかけないローションと栄養を与える良質のクリームが、肌のターンオーバー(新陳代謝)を正常に保ち、適度な皮脂の分泌を促します。 |
赤ら顔の原因
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赤ら顔は、毛細血管の拡張が原因とされています。 炎症やにきびの悪化によって、常に顔が赤くなっている場合や、屋外から室内に入ったりした時に火照りによって一時的に赤面する場合などが考えられます。 また精神的な観点から見ると、交感神経が緊張すると皮膚の下にきている毛細血管が拡張し、うっ血した状態となって皮膚が赤く見えて赤面の状態になることもあります。 赤ら顔の人は、一般的に皮膚が薄く敏感肌の場合が多いと言われているので、敏感肌に対応した化粧品の使用が必須とされています。 |
赤ら顔の対策
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肌を健康な状態にすれば改善可能です。 一般的に敏感肌は乾燥肌であることが多いので、乾燥肌は角質層形成が正常に行われません(“肌の構造”参照)。そして角質層形成が正常に行なわれないことが刺激となり、敏感肌の人は冷たい風や紫外線・熱までも刺激と感じ、表皮基底層から真皮へ伝えられ、複雑な経路を経て炎症を発生させてしまいます。 効果的な改善方法は、赤ら顔の原因となる「敏感肌」を血行促進させ炎症を起こしにくい健康的な肌質に改善することです。 また、新陳代謝機能を高め、角質層の再生をスムーズにすることが求められます。 |