夏の強い日差しにさらされて紫外線を浴びたり、冷房などによる乾燥からダメージを受けたのは、顔や肌だけではなく身体の一部である毛髪や頭皮も同じです。 しかも毛髪と頭皮は、ドライヤーによる乾燥やカラーリングをはじめとするヘアケア製品などの使用による傷みも加わり、毛髪や頭皮こそ、秋には夏のダメージが大きく影響してくるように思います。 毛髪と頭皮がダメージを受けた結果として現れるひとつの症状がフケです。 秋から冬になるにつれてファッション的にはダークな色合いの物が多くなるので、肩に乗ったフケが目につきにくくなり、気づかずに見過ごしてしまうと恥ずかしい思いをしてしまうかもしれません。 フケは頭皮のアカのようなもので、頭皮の角質が新陳代謝により皮膚の奥から表面に押し出されて剥がれ落ちたものです。 健康な状態の頭皮でも角質は剥がれ落ちているのですが、頭皮に異常が起きると角質の細胞が大きくなり目に見えるサイズとなったときにフケと認識されるようです。 |
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★ フケの原因は… |
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● 紫外線などによるダメージ ● 大量の汗をかくなど、頭皮を不潔な状態にしていた ● シャンプー時や爪などで、頭皮を傷つける ● シャンプーやワックスなどの洗い残し ● カラーリングやパーマによる刺激が強かった場合の頭皮へのダメージ ● 生活習慣の乱れ、バランスの悪い食生活、ストレス、 など 以上のようなことが思い当たる場合は改善してみましょう。 |
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★ フケは2つのタイプがある、ハゲ、薄毛の可能性があるのはどっちのタイプ!? |
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■ TYPE1.脂性フケ 頭皮の皮脂腺が多いために脂を含んで湿っている。 皮脂の分泌異常などが原因で起こることも。 脂分を多く含んだフケが毛穴を詰まらせて毛髪が生えてくるのを妨げてしまいます。 これを「脂漏性皮膚炎」といい、炎症がひどくなった場合、頭皮が赤くなりかゆみを伴い「脂漏性脱毛」を引き起こし、脱毛に繋がる場合があるようなので注意しましょう。 予防対策… 油分や脂肪分の多い食品を避けて栄養バランスの良い食生活を心がける、シャンプー時に良く洗い流すなど。 ■TYPE2.乾燥フケ 頭皮の水分が奪われ、皮脂の分泌も悪く乾いた粉状のフケが出る 乾いたフケが毛穴を塞ぎ、かゆみやかぶれを伴った炎症が起こることも。 悪化していくと、頭皮が乾燥して毛髪の固着力が悪くなり、毛がやせて薄毛に進行していく恐れも出てくるようです。 これを「ひこう性脱毛症」と言います。 潔癖になり過ぎて洗浄力の強いシャンプーを使用するなどが主な原因のようです。 予防対策… ヘアケア製品は刺激の強いものを避けて低刺激性の物を使用する、過剰にシャンプーをしないなど。 結論として、どちらのタイプもハゲ、薄毛に繋がる可能性はあるようです。 しかし、それは直結するのではなく、フケが発生したときは頭皮に異常があると認識を持ち、すぐに適切なケアを行って毛髪と頭皮の状態を健康な状態に戻せば良いのです。 また、市販のフケに効果のあるヘアケア製品などを使用してみるの良いかもしれません。 |
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★ 理想的な肌のキメになるためには? |
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キメの細かい整った理想的な肌の人は、肌表面がぷるぷるに潤い、つややかで透明感があり毛穴も目立ちません。 このようなキメをつくるには、スキンケアの基本である保湿が最も重要です。 たっぷりと化粧水を使用し、乳液やクリームで肌に蓋をしてしっかりと保湿することです。 しかし、化粧品のみで、今すぐに整えることは期待できません。 紫外線対策や食生活を含めた生活習慣にも気を配り、体内のケアから肌の代謝を上げることも大切です。 冬を迎える前に肌のキメを整えておきましょう。 |
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