スキンケア用品のCMなどで「肌のキメを整える」というフレーズを見聞きしますよね? でも、肌のキメってなんでしょう? 手や顔など、肌の表面をよく見てみると網の目のような模様になっていて、三角や四角が不規則に並び、細かい溝の合間から浮き出るように凹凸に見えます。 この肌表面の溝を皮溝、三角や四角の模様になって少し盛り上がって見える部分を皮丘といい、この凹凸がキメです。 |
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★ キメの細かさ、粗さって? |
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皮溝が深くて細かく、肌表面は凹凸が少なく整っていて、皮丘が小さく規則正しく並び適度に盛り上がり弾力性のある肌が、キメの細かい整っている肌です。 このような状態の肌の表面が、ツルツル、すべすべな透明感のあるなめらかな肌を作っているのです。 また、キメの整った肌は毛穴が目立ちにくく、ファンデーションの乗りが良いので厚塗りを防ぎ、ナチュラルなメイクに仕上げるための大切なベースとなる効果もあります。 反対に皮溝が浅く広く、皮溝と皮丘のバランス崩れて肌表面の凹凸ができ、皮丘に弾力や張りがなく毛穴が目立つ肌が、キメが粗く乱れている肌です。 皮溝の溝と溝の間にある毛穴が大きい状態のとき、肌はザラザラっとしてキメが粗く乱れた肌に見えてしまうのです。 |
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★ では、キメが粗く乱れる原因は? |
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ズバリ!乾燥です。 ひどく乾燥した肌は、ターンオーバーの乱れからキメを粗くしてしまいます。 つまり、肌が再生しようとするときに乾燥によりリズムを乱すのです。 未発達の角質が肌表面にさらされることで外部からの刺激を受け、水分が蒸発し、肌本来が持っている防御機能が正常に働かなくなってしまうのです。 |
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★ 理想的な肌のキメになるためには? |
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キメの細かい整った理想的な肌の人は、肌表面がぷるぷるに潤い、つややかで透明感があり毛穴も目立ちません。 このようなキメをつくるには、スキンケアの基本である保湿が最も重要です。 たっぷりと化粧水を使用し、乳液やクリームで肌に蓋をしてしっかりと保湿することです。 しかし、化粧品のみで、今すぐに整えることは期待できません。 紫外線対策や食生活を含めた生活習慣にも気を配り、体内のケアから肌の代謝を上げることも大切です。 冬を迎える前に肌のキメを整えておきましょう。 |
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