連日記録的な猛暑が続いて、熱中症や夏バテ対策が今まで以上に大切になってきた近年ですが、実はこの猛暑は肌にも夏バテをもたらすのです。 紫外線はもちろんのこと、発汗による汗と皮脂、高温多湿の環境、またその逆の冷房による乾燥… これが繰り返し肌に襲い掛かることによって、肌も夏バテしてしまいダメージの回復力が鈍ってきてしまうのです。 |
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★汗はたくさんかいたほうが良いが、反面ダメージも。 | ||
体温調節の観点からはたくさん汗をかいたほうが良いのは当たり前ですが、これを放置しておくと肌にあまりよくありません。 汗の大半は水分ですが蒸発したのちに、塩分や尿素、そして乳酸だけが肌に残ります。 水分を含んでいるうちは濃度が薄くそれほど影響はないのですが、水分が蒸発して濃度が濃くなると 肌への攻撃力が高くなります。 また、雑菌の繁殖もしやすい環境になりますので、肌にとっては良くない環境となってしまうのです。 この対策は、「汗を放置しない」に限ります。 何より気持ち悪いでしょうから、汗をかいたらこまめにふき取ることを心がけましょう。 その際、ゴシゴシ強くこするのは肌に傷をつけてしまうのでもちろんNG。 やさしく拭き取ろう。 |
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★ 皮脂の落とし過ぎにも要注意! | ||
汗による肌のベタツキが気になるために、頻繁に洗顔料を使っての洗顔を繰り返してしまうことがあると思います。 必要以上の洗顔は肌表面の皮脂を落とし過ぎてしまい、肌表面を無防備にしてしまいます。 すると、肌が皮脂不足を感知し、さらに多くの皮脂を分泌されてしまいます。 過剰な皮脂は酸化などで肌にダメージを与える成分に変化することもあり、肌のバリア機能を低下させます。 こんな時は皮脂を落とし過ぎないよう、洗顔料を使用した洗顔は一日2回くらいにとどめて、ぬるま湯で洗い流すようにしよう。 必要な皮脂をキープすることにより、肌本来の防衛力を維持することができるのです。 |
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★ 夏の乾燥肌にも注意!それは冷房! | ||
この猛暑では、もはや生命維持装置といっても過言ではないエアコン。 しかし、エアコンの効いた室内は空気が乾燥しているので、冬でもないのに乾燥肌に陥るケースもあるのです。 汗をたくさんかいた不快感から洗顔をしてさっぱりしたところに、その後のケアを怠っていると、肌表面からどんどん水分が蒸発してしまいますので、肌の潤いがなくなってしまいます。 また、肌が冷えることによって血行が悪くなることもありますので、肌の回復力の低下を招いてしまい、肌のトラブルを治癒できない、または遅くなってしまうケースもあるようです。 こんな場合は、冷房の温度を適切に保つとともに、洗顔後の保湿ケアをしっかりと行うこと。 更に、口からも十分な水分を補給して、内側からの水分補給も心がけよう。 |
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★ いかがでしたか。 夏は紫外線対策ばかりに気を取られがちですが、肌の夏バテ対策も意識することがとても大切なのです。 猛暑に負けず、健康な肌を維持できるよう意識していこう! |
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