紫外線対策をする上で欠かせないアイテムの日焼け止めですが、「SPF」と「PA」と表示されている数値の意味を知ることが、日焼け止めを選ぶ際の重要なポイントとなります。 | |
★ 紫外線によるダメージとは? 紫外線(Ultraviolet ray)を略して「UV」と表し、光の波長は「UV-A波」「UV-B波」「UV-C波」の3種類に分類されています。 しかし「UV-C波」についてはオゾン層により吸収され到達しないといわれています。 つまり、実際にダメージを受けるのは「UV-A波」「UV-B波」によるものです。 2.「UV-B波」とは? エネルギーは強いのですが波長が短く遮られやすい紫外線なので、肌の奥まで入ることはありません。 しかし、肌表面にダメージを与えて、日焼けや炎症などのすぐに目に見える形で現れ、肌が赤くなり、やけどのような症状や痛み、腫れ、発熱などを伴う場合があります。 さらに悪化すると、水ぶくれや皮膚の損傷 などにも繋がる可能性もあるようです。 多くの場合は時間が経つと、肌表面の薄皮が剥け、新しく皮膚が再生されますが、本来の肌細胞の成長時間よりも短い時間で生成されるため、保水力やバリア機能の弱い未熟な肌細胞として生成されてしまう可能性があります。 すると、乾燥しやすく、敏感な肌になってしまう場合もあるようです。 また、「UV-A波」によるダメージと比較すると症状が早く現れ、メラニン色素を過剰に生成して、時間の経過と共に黒くなり、シミ、そばかす、場合によっては 皮膚がんの原因 になることもあるといわれています。 ・「UV-B波」を防ぐ効果の数値を表しているのが「SPF」(Sun Protection Factor)です。 「SPF」の後ろに表示されている数値は、何もつけていない肌よりも日焼けによって肌が赤くなり始める時間を何倍に遅らせる効果があるかを表しているそうです。 「SPF1」= 約20分 といわれています。 (例)「SPF30」… 20分×30=600分(10時間) (※しかし、紫外線を浴び始めてから日焼けするまでの時間には個人差があり、100%防げるということはありません。) |
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