春から初夏へと移り行く瑞々しい緑が美しい季節となりましたが、既に強力な紫外線が降り注いでいることをご存知ですか? 紫外線対策をする上で欠かせないアイテムの日焼け止めですが、「SPF」と「PA」と表示されている数値の意味を知ることが、日焼け止めを選ぶ際の重要なポイントとなります。 |
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★ 紫外線によるダメージとは? 紫外線(Ultraviolet ray)を略して「UV」と表し、光の波長は「UV-A波」「UV-B波」「UV-C波」の3種類に分類されています。 しかし「UV-C波」についてはオゾン層により吸収され到達しないといわれています。 つまり、実際にダメージを受けるのは「UV-A波」「UV-B波」によるものです。 1.「UV-A波」とは? エネルギーは弱いのですが波長の長い紫外線のため、すぐに目に見える症状としての肌への影響はありませんが、肌の奥深くまで届き、真皮の細胞や肌のハリの源であるコラーゲン線維などを傷つけます。 徐々に肌にダメージを与えて老化を招き、シワやたるみなどの原因になります。 「UV-A波」によるダメージが肌の奥にまで到達すると、メラノサイトが活性化し大量にメラニン色素 が生成され、「UV-A波」を浴びたことにより黒色化して肌全体に広がり、日焼け後の肌が黒くなる症状として現れます。 肌の機能が正常に働いている場合、時間が経過すれば元の肌の色に戻りますが、ターンオーバーが滞り、メラノサイトの働きに異常が起きるとメラニン色素を過剰に生成してしまい、 黒色化したメラニン色素が肌に残ってしまいます。 すると、肌の色がすぐには戻らなくなったり、シミやシワなどの原因となる可能性があります。 ・「UV-A波」を防ぐ効果の数値を表しているのが「PA」(Protection Grade of UV-A)です。 効果には個人差があると言われていますが「PA+」~「PA++++」までの4段階で表示され、+が多いほど効果が高くなります。 日常生活での使用であれば「PA++」程度、日差しの強い屋外での使用であれば「PA+++」以上の日焼け止めの使用が適しているといわれています。 |
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