頭皮が臭くなる大きな要因として皮脂の分泌が活発であることが考えられます。 本来、頭皮の皮脂には、頭皮や髪にうるおいを与え保護することや、頭皮を弱酸性にし、雑菌の繁殖を制御するという働きがありますが、皮脂が過剰に分泌されると、皮脂の酸化や雑菌の繁殖の原因となり悪臭となってしまいます。 これは、皮脂や汗などが空気に触れて酸化したり、皮脂を餌として常在菌が繁殖し悪臭となる脂肪酸を排出するためです。 何日もシャンプーをしなかったり、頭皮の汚れをきちんと落とし切れていないなどという場合は、地肌から分泌された皮脂が原因となって頭皮から臭いを発生させてしまいます。 男女差でいえば、皮脂の分泌が大きく関係する男性ホルモンによる影響で、女性よりも男性の方が、頭皮が脂っぽくなりベタつきやすい人が多いとされています。 さらに、雑菌などによる影響を受けて、頭皮のターンオーバーが乱れてフケが出てくるようになると、フケを餌として雑菌が繁殖し悪循環に陥る場合もあります。 |
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★ 頭皮が臭い原因は生活習慣による影響が大きい ■ 1: きちんとシャンプーができていない 皮脂や汗などの汚れやスタイリング剤などが落とし切れていなかったり、すすぎが不十分でシャンプー剤が残ってしまうと、酸化や雑菌の繁殖の原因となります。 ■ 2: 洗いすぎ 臭いを気にして洗浄力の強いシャンプー剤で洗ったり、頭皮を強く擦り過ぎてしまうと、本来、必要な皮脂まで落とし過ぎてしまい、皮脂の過剰な分泌を引き起こして悪臭を招く原因となってしまう場合があります。 ■ 3: 自然乾燥させる 洗濯物の生乾きの臭いと同じように、髪を濡れたまま放置していると、雑菌が繁殖し悪臭の原因となります。 ■ 4: 食生活 脂っこいもの、甘いもの、アルコールなどの摂取量が多過ぎると過剰な皮脂分泌を引き起こす原因となります。 また、乳製品や肉類などに含まれている脂肪や動物性タンパク質は、大腸で細菌の働きにより腐敗すると、臭いの元となる強い物質を生成してしまうので、体臭が強くなる原因になる場合があります。 ■ 5: ストレス、睡眠不足 ストレスや睡眠不足による影響でホルモンバランスが乱れ、過剰に皮脂を分泌する原因となります。 また、体内の活性酸素を増やし皮脂の酸化を招く恐れがあります。 |
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