ニキビってある日突然ポツリとできて、見苦しいしなかなか治らなくて厄介なもの。 そんなニキビの対処法を以前に解説しましたが、意外にその原因や仕組みを知らない人が多いようです。 「敵に勝つには、まず敵を知ること」とよく言いますので、ここで肌の大敵「ニキビ」についてもう一度勉強してみましょう。 そもそもニキビを作らない方がいいですから、しっかりと理解してニキビのできない肌を目指しましょう。 |
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★ 皮脂が多いから,ニキビが出来るという誤解! | |
これが一番の誤解のようです。 原因の一つではありますけど、これだけではないのです。 その証拠に、乾燥肌の方でもニキビは出来てしまいますし、比較的皮脂の少ない頬の部分に出来てしまう場合もあります。 ニキビの出来る一番多い原因は「毛穴が塞がってしまう」事。 これは、毛穴の出口の角質が厚くなって起こります。 すると中で皮脂が詰まって菌が繁殖しニキビになるのです。 だから肌が乾燥していてもニキビが出来てしまうのです。 |
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★ ニキビの原因菌「アクネ菌」、その誤解! | |
昔のテレビCMで聞いたことがあるかと思いますが、ニキビの原因となる菌は「アクネ菌」です。 ですのでアクネ菌は悪者ってイメージが強いですが、実はこれ自体が誤解です。 確かにアクネ菌は、毛穴が詰まりその中で異常繁殖することにより、ニキビを発生させてしまいます。 しかし、アクネ菌は顔の肌の常在菌で、肌表面のバランスを保つことによって正常にする働きをしていますので、実は「善玉菌」なのです。 よく、「腸内の善玉菌」と聞いたことがあると思いますが、同じく「肌表面の善玉菌」なんですね。 ですから、アクネ菌を殺菌しすぎてしまうと、余計に肌トラブルが増えてしまうのです。 このことをよく理解して下さい! |
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★ 実はとても複雑!ニキビが出来る理由 | |
では、何が原因でニキビが出来てしまうのでしょうか? 免疫力の低下によって引き起こされると言われていますが、その原因はさまざまで、ホルモンバランス、不規則な生活による睡眠不足、 偏った食事による栄養バランスの乱れ、ストレス…等々、様々なことが影響しています。 以上のように、とても複雑で原因を一つに絞ることが出来ないのです。 確かに肌を清潔に保つことも予防法の一つなのですが、それだけでは確実な予防とはいえません。 生活環境を整え、心身共に整えていくことが一番の予防になるのです。 中でも睡眠は、ホルモンのバランスや免疫機能の低下に関係してきますので、影響が大きいようです。 前回も解説しましたが、「快眠は究極のスキンケア」はここでも大事な要素になっているのです。 それに加えて、普段のスキンケアを確実に行うことによって、ニキビは回避することが可能です。 難しいですね。スキンケアって。 以上のことを理解して、ニキビになりづらい健康的な肌を目指しましょう。 |
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