今や現代人の生活必需品としてなくてはならない、スマートフォンやパソコン。 われわれは、毎日、何気に使っていますが、肌への影響はどんなことが生じるのか? 今回は、スキンケアからスポットを当ててみました。 |
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★ スマホやPCのLEDブルーライトとは… | ||
電磁波の中でも目に見える波長の可視光線の一種で、紫外線に次ぐ強力なエネルギーを持つ短い波長の青色の光のことをブルーライトと言います。 眼の水晶体や角膜では吸収されることはなく、網膜に届いてしまうほどの強いエネルギーなので、眼の疲れや痛みなどの直接的なダメージを与えてしまいます。 近年では、人工的な光のブルーライトが肌の老化を早める恐れがあるということもわかってきたと伝えられています。 いまや大人から子供まで利用者が増え続けているスマホやパソコン。 そのLEDディスプレイだけではなく、LEDを使用した照明などにもブルーライトは多く含まれています。 単に、スマホやPCの使用時間を少なくすれば、対処できるという状況でもなく、生活に密着したあらゆるものに含まれ、浴びる量、時間、共に増えているので、紫外線を防ぐことよりも難しいといえるかもしれません。 今回は、このブルーライトとお肌の関係に関して考えてみます。 |
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★ ブルーライトが及ぼす肌への悪影響とは? | ||
ブルーライトには直進する性質があるため、日焼けやシミの原因といわれる紫外線B波よりも肌の奥深くへと入り込んで色素沈着を引き起こしてしまい、そのうえブルーライトによる影響でできたシミは通常よりも頑固に肌に残ってしまうといわれています。 さらにその影響は、色素沈着だけではなく、肌を酸化させ老化を促進する活性酸素を作り出す原因にもなるといわれています。 ブルーライトは真皮よりも奥深くまで到達して、肌の弾力を維持するために欠かすことのできないコラーゲンやエラスチンなどの肌組織や細胞を破壊して、コラーゲンの生成も減少させてしまいシワやたるみを引き起こす原因となるとされています。 また、ブルーライトによる影響で眼を酷使して疲れると、脳がストレスを感じて副腎皮質刺激ホルモンを生成して肌のくすみを招いてしまいます。 長時間、眼を酷使することにより、目の周囲の筋肉が強張りシワの原因にもなる恐れがあります。 |
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★ ブルーライトの悪影響を軽減するための対策 |
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■ スマホ、パソコンを使うときはPCメガネを使用する。 ■ 就寝する1時間前にはスマホ、パソコンの使用をやめる。 ■ 活性酸素を除去する効果がある抗酸化作用の高いビタミンC、ビタミンE、コエンザイムQ10などが配合されているスキンケア用品などを使用する。 ・抗酸化作用やブルーライトを吸収する効果のある栄養素といわれるルテインの含まれた食品を摂取する。 現代において、まったくブルーライトを遮断することは難しいとしても、極力その使用を避けながら、通常のスキンケアを怠ることなく老化を防ぎましょう! |
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