暖かくなってくると気になり始めるテカリ肌。 過剰な皮脂の分泌によって、ベタつき、テカリが目立つ脂性肌で悩んでいる男性は年齢を問わず多いようです。 男性ホルモンには皮脂の分泌を活発にする働きがあるので、基本的に男性は女性に比べると脂性肌になりやすい傾向にあるといえます。 また、毛穴の奥には皮脂を分泌する皮脂腺があるのですが、脂性肌の人は皮脂の分泌が多いために毛穴が詰まりやすいのでニキビや吹き出物ができやすく、皮脂腺の出口となる毛穴が大きくなり毛穴が目立つ場合があります。 |
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★ 肌を健やかに保つために皮脂は必要! | ||
皮脂の本来の役割は、汗とともに皮脂膜となって外部刺激などから肌を守ることなのです。 皮脂はpH4~6の弱酸性なので、肌表面の角質層を弱酸性に保ち、雑菌やウイルスなどの繁殖や侵入を防ぐためのバリア機能を果たしています。 しかし、洗顔などで皮脂を落とし過ぎてしまうと、肌を守ろうとする機能が働いて逆に必要以上に皮脂の分泌を活発にしてしまうので脂性肌を招いてしまうのです。 |
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★ 脂性肌を改善するスキンケア | ||
1.丁寧に泡立てた泡でやさしく洗顔 脂性肌の人は、肌のベタつきを気にしてさっぱり感を得るために、スクラブ入りやメントール成分の含まれている洗顔料を使用する人もいると思いますが、洗浄力や刺激の強いものがあり必要以上に皮脂を落としてしまう可能性があります。 洗顔後に肌のつっぱり感がある場合は、皮脂を落とし過ぎているひとつの目安と考えていいかもしれません。 また、ゴシゴシと指に力を入れて洗うと角質層のバリア機能が低下して乾燥を招き、皮脂の分泌を活発にしてしまいます。 正しい洗顔方法は、泡立てネットなどを使用して洗顔料を丁寧によく泡立てて、泡でやさしく洗うようにしましょう。 2.素早く保水する! 洗顔後はすぐに化粧水、美容液などで保水して弱酸性に戻して潤いを与えましょう。 3.保水した潤いを逃がさないように油分で保護する! 化粧水や美容液で保水した潤いを逃がさないようにするには、乳液やクリームなどの油分で保護します。 ■■■ POINT ■■■ 勘違いしやすいのですが、脂性肌でベタつきがちだから保湿ケアは必要ないというのは間違っています。 ベタつきと潤いは全く違い、保湿が足りずに乾燥してしまうとかえって余分な皮脂が分泌されて脂性肌の原因となるのです。 ストレス、睡眠不足、不規則な生活などにより自律神経が乱れると、ホルモンバランスが崩れて皮脂の分泌にも影響がでる可能性があります。 また、脂質の多い食事を控えて、脂質をエネルギーに変えるなどの働きを持つビタミンB群を摂取するとスキンケア効果がアップします。 |
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