肌は新陳代謝により絶えず細胞が入れ替わることで、毎日生まれ変わっています。 表皮と真皮の境目にある基底層で細胞が作られて、分裂しながら肌の表面に押し上げられて角質になり、いずれ自然と剥がれ落ちる。 この新陳代謝がターンオーバーと呼ばれている肌の仕組みです。 そしてターンオーバーが乱れると、肌の表面に古い角質が剥がれずに溜まって角質が厚くなってしまいます。 それが「角質肥厚」なのです。 この状態になると角質層のセラミドが奪われやすく、乾燥したカサカサの肌になって化粧水の浸透も妨げてしまいます。 また、インナードライが原因となり、バリア機能が低下してターンオーバーが乱れるという負のスパイラルに陥り、肌トラブル(ニキビ、乾燥、敏感肌、くすみ、肌荒れ、毛穴トラブルなど)を悪化させてしまいます。 |
★ 古い角質を溜めこむ原因とは? | ||
■ 乾燥 上記にあるように乾燥しているとターンオーバーが正常に行われずに古い角質が蓄積されてしまいます。 基本的に乾燥しやすい肌質、保湿ケアを怠りがち、などという人は要注意! ■ 紫外線 強い紫外線を浴びることで身体の防御反応が働き、異物の侵入や外部からの刺激を防ぐために肌を厚くしようとして角質を蓄積してしまうのです。 また紫外線は乾燥も伴うので、さらに悪化させる原因となります。 紫外線対策をしていない、もしくは夏以外は紫外線対策はしない、などという人は要注意! ■ 摩擦 洗顔をするときに洗顔料を良く泡立てず手で擦り洗いをしたり、タオルで擦るように拭いてしまうことなどが肌への刺激になります。 また、洗浄力の強い洗顔料やクレンジングなどの使用が角質層のセラミドを奪い、肌本来の持つバリア機能やターンオーバーを乱します。 どれも一時的には古い角質を取り除くかもしれませんが、その反面、肌の防御機能によって、さらに硬い角質を作る「角質肥厚」に繋がってしまいます。 スクラブ入りの洗顔料を頻繁に使用している、タオルでゴシゴシ拭くなどという人は要注意! ■ ビタミン不足 ターンオーバーが正常に機能するために必要な栄養素です。 野菜や果物が嫌い、喫煙するなどという人は要注意! |
||
その他にもストレスや加齢、ホルモンの乱れなど様々な原因が考えられますが、肌に負担をかけない優しいスキンケアと保湿を心がけることが「角質肥厚」を防ぎます。 |
||